会報誌「FRAUD マガジン」100号ご紹介
ACFE では、1987 年より会員向けに不正リスク対策の専門誌 “Fraud Magazine” を隔月でお届けしています。不正対策の専門家 (公認不正検査士) たちの研究や実務経験に裏打ちされた最新の不正対策情報や、不正対策の分野で活躍する様々な方々へのインタビューなど、興味深い内容が満載です。
2024年10月発行の「FRAUD マガジン」で100号となりました。これを記念して、「FRAUD マガジン」100号から評議員会会長 八田進二氏のインタビュー記事を抜粋し、PDF形式でダウンロードしてご覧いただけるようにいたしました。日本におけるガバナンスや不正対策研究の歴史を紐解いていただき、さらに2025年に創立20周年を迎えるACFE JAPANへの提言をいただきました。
FRAUD マガジン 100号のご案内
FRAUD マガジン 100号(OCTOBER / NOVEMBER 2024)( 2024年10月 発行 )
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『FRAUD マガジン』日本版100 号記念特集日本のガバナンスとACFE JAPAN、飛躍への提言
八田進二先生 特別インタビュー
『FRAUDマガジン』日本版は本号で創刊100号を迎えた。2008年1月の刊行以来、世界における不正対策の最新情報を扱った翻訳記事から会員活動報告まで、多様な情報を提供している。日本版刊行の契機は、現在、当協会の評議員会会長を務める八田進二先生の米国版の特集インタビューであり、J-SOX法の理念と詳細を、米国をはじめとする世界のACFE会員に伝えて反響を得た。日本版創刊号の表紙も飾った八田先生に、日本におけるガバナンスや不正対策研究の歴史を紐解いていただき、さらに2025年に創立20周年を迎えるACFE JAPANへの提言を頂いた。聞き手は、本年7月に就任した福岡広信専務理事(兼事務局長)である
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職業上の不正をより深く理解する
~ACFE「2024年度版 国民への報告書」
ACFEの「職業上の不正に関する国民への報告書」は、不正と闘う人々から、職業上の不正に関する最良の調査として認められている。ACFEのCEOであるジョン・ウォーレン(John Warren)(J.D.、CFE)が、この職業上の不正、不正実行者と被害組織、被害などに関する包括的なレポートの第13版を詳しく解説し、不正対策専門家がこの悪質な経済犯罪から組織をより効果的に保護できるように支援する。
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ニューヨーク南部地区連邦地検では全てが優先事項
本誌は、米国で最も影響力のある連邦検察局の一つであるニューヨーク南部地区連邦地検(SDNY)から、ダミアン・ウィリアムズ(Damian Williams)米国連邦検事が、金融詐欺と汚職との闘いをどのように指揮しているかを考察する。
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リアルタイムのディープフェイクによる完璧な不正行為
リアルタイムのディープフェイクは、AI(人工知能)によって誰かの声、映像、動きを本物の動きとほぼ同時にビデオやオーディオに利用する技術であり、不正行為の最新スキームとして悪用されている。本記事では、リアルタイムのディープフェイクを利用した不正スキームと、これに対抗するために何ができるかを著者が解説する。
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不正実行者の犯罪心理を探る
ホワイトカラー犯罪者は、彼/彼女らの企みを実行するため、他人の善意を操り、搾取することに長けている。金融詐欺との闘いにおいて、これらの行動を認識し理解することは、重要な要素である。この記事で著者は、いくつかの悪名高いホワイトカラー詐欺師/不正実行者の事例研究を通じて犯罪的思考の特性を詳述し、不正検査の専門家がこれらの特性を認識するために使用できる戦略とツールを提供している。
FRAUD マガジン100号 八田進二氏インタビューはこちらからダウンロード