企業不正対策ハンドブック
- 出版
- 第一法規
- 判型
- B5判 500頁
- ISBN
- 978-4-474-02487-8 (9784474024878)
内容紹介
公認会計士、FBI特別捜査官、不正対策コンサルタント、そしてACFEの創立者兼チェアマンとして、長年不正対策の分野をリードしてきたウェルズ氏のライフワークともいえる上記著書の翻訳書を、2009年4月に第一法規から出版しました。
ACFE JAPANが会員を中心とする翻訳者の方々のご協力を得て翻訳、青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授の八田進二先生、中央大学大学院戦略経営研究科特任教授の藤沼亜起先生に監訳を頂いております。
本書の特徴 (「はじめに」より)
「本書の目的は大きく4つある。まず、役員やオーナー、マネジャー、従業員によるさまざまな不正行為の分類体系を詳説することである。次に、それぞれの不正の手口がもたらす損失を計測する。3番目の目的は、不正行為の人的要因を描き出すことである。そして最後に、職業上の不正と乱用の防止、発見に対する指針を示すことである。」
「本書では、職業上の不正行為を無限ととらえるのではなく、3つの主要な類型に分けることを提唱している。それらは、資産の不正流用、汚職、そして虚偽記載である。これら3つの類型からさらに複数の手口に分類され、詳しい解説がなされている。
本書は、職業上の不正の実行者を生み出す複雑な社会的要因についての概説から始まる。人々の行動にはそれぞれ理由があり、従業員がなぜ不正行為をしてしまうのかを理解することは、それを防止する方法を考え出すための鍵となる。そのため、本書では随所で不正を犯した者の人間性について詳説している。
序章以降は、各章において、職業上の不正と乱用に関する特定の手口を取り上げている。各章はすべて、以下のような構成になっている。まず、ケーススタディによりそれぞれの手口を洞察した後に、実行方法の詳細をフローチャートで示す。さらに、各手口の発生状況に関する統計やさまざまなバリエーションについて解説し、最後に、防止・発見策を講じるために役立つ考察と結論で締めくくられる。」
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- 著者・編者の肩書、判型、価格などの情報は、発刊当時のものです。本体価格とは別に消費税が掛かります。