IIA Global (内部監査人協会本部) が Apr. 3 に公開したポジション ペーパー“Fraud and Internal Audit: Assurance Over Fraud Controls Fundamental to Success”にて、不正調査と CFE (公認不正検査士) について次のように記載されています。
Investigation is not typically an internal audit task; therefore, internal auditors should exercise due professional care (Standard 1220) by considering the extent of work needed to achieve the engagement’s objectives and the related complexity, materiality, or significance. They should decide if they are best placed to undertake the investigation or whether to engage internal legal counsel, human resources, qualified or certified fraud examiners, digital forensics, or outside legal and investigative expertise.
参考 (抄訳):(不正) 調査は通常、内部監査の業務ではありません。したがって、内部監査人は、その職務の目的を達成するために必要となる作業の範囲や、それに関連する複雑さ、重要性、意義を考慮して、内部監査の専門職的実施の国際基準 1220 の専門職としての正当な注意を払う必要があります。自分たちが調査を引き受けるのに最適な状況にあるのか、それとも、顧問弁護士、人事、不正検査の能力を持つ人や公認不正検査士、デジタル フォレンジックや、外部の法律や調査の専門家に依頼すべきなのかを決めるべきです。
(ACFE JAPAN にて作成)
不正対策・不正調査の必要性の認識とともに、CFE (Certified Fraud Examiner, 公認不正検査士) 資格への期待やニーズはますます高まりを見せています。
ACFE JAPAN では、CFE 資格の普及や不正対策関連の教育を通じて、組織の不正対策に貢献していきたいと考えております。