ウェブセミナー更新:濱田理事長のコンテンツを追加しました。
2014年6月10日第24回 理事コラム『職業上の不正と濫用に関する国民への報告書』(2014年版)を掲載しました。
2014年7月1日
第25回 ACFE年次総会で行われた数々の基調講演から、4名の講演内容を掲載しました。
1日目の基調講演 ① ピーター・アイゲン Dr. Peter Eigen
ACFEカンファレンス初日のオープニングで、トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)の創設者であるピーター・アイゲン博士は次のように述べた。「世界の政府はガバナンスを怠っており、その結果、環境の悪化と10億人の人々が「貧困ラインを下回る生活する」貧困の原因となる腐敗をもたらしています。しかし、TIのように政府や民間企業と共に働く市民社会組織は不正との戦いで成果を上げています」。
彼は、国民国家はグローバルエコノミーを統治する能力を失っている。国家は自己の利益、国境や政策を越えて機能する能力の欠如、指導者の短い在任期間により制約を受けていると述べた。・・・続きを読む
1日目の基調講演 ② ルイス・フリー Louis Freeh
ACFEカンファレンス初日のワーキングランチのセッションで元連邦捜査局 (FBI) 長官のルイス・フリーは次のように述べた。「皆さんの組織や良い評判にとって重要なことは政府や不正防止の民間の組織・団体との関係を構築し相互の連携を図ることです。このようなことはFBIの歴史の中で何年もの間見られなかったことです」
フリーは、FBIに勤務していた当時、度々CFEを調査に伴い、深く関与してもらったと語った。フリー・グループ・インターナショナルおよびペッパー・ハミルトングループのトップとして、現在もなお公認不正検査士(CFE)との緊密な協力関係にある。・・・続きを読む
2日目の基調講演 ① マーティン・ケニー Martin S. Kenney
「数えきれないくらい多くの人々が、詐欺、策略、想像しうる最も反倫理的な行いにより、その信用、存在価値を失い、自意識を破壊されたのを目撃しました」。カンファレンス2日目の朝に行われた基調講演で、資産回収の専門家であるMartin S. Kenneyは熱を込めて語った。
「壮大な腐敗」、「泥棒政治」と彼が呼ぶものに対する激しい怒りが、世界中の銀行の秘密の凍結された隠し資産を根絶やしにし、市井の犠牲者に苦労して稼いだ金を返す彼の何十年にもわたる創造的な取組みへの闘志となっている。彼の業績に対し、ACFEからCressey Award(生涯をかけて不正と闘った者に与えられるクレッシー賞)が授与された。・・・続きを読む
2日目の基調講演 ② マーク・グッドマン Marc Goodman
6月17日 ワーキングランチでの基調講演
グローバル・セキュリティ・アドバイザーのマーク・グッドマンは、サイバー犯罪防止団体はオンライン犯罪防止の運動をジョン・F・ケネディ大統領による人類の月面着陸という挑戦と同じくらい盛り上げるべきだとの信念を持っている。「彼は大胆な宣言をしました。・・・我々はサイバーセキュリティのためにそのようなものは何も持っていません。しかし我々は自分の生活のあらゆる側面を保護という概念を持たない機械にゆだねています。我々は皆そうせざるを得なくなっています」と彼は述べた。「そしてACFEの皆さんは正しいスキル、知識、ネットワークを持っています。私と一緒に戦いましょう」。・・・続きを読む