2013年2月27日のACFE Japanセミナーに参加しましたので報告させて頂きます。本日のセミナーは、淑徳大学総合福祉学部実践心理学科大橋靖史教授による「ホワイトカラー犯罪の心理学、その原因と対策」です。
犯罪原因論は犯罪学の中核をなしていますが、対象とする「犯罪者」は、主に常習犯罪者や凶悪犯罪者、非行少年であり、ホワイトカラー犯罪には必ずしも当てはまらないとの指摘もあります。本日のセミナーでは、ホワイトカラー犯罪における犯罪原因に焦点を絞り、組織と職務をキーワードに、ホワイトカラー犯罪の原因と犯行プロセスについて社会心理学の立場から検討がなされました。そのうえで、不正行為を防止・抑止するための具体的対策について考察がなされました。
本日のセミナー出席者は32名。ACFE Japan法人会員や公認不正検査士の方々です。ホワイトカラー犯罪を職業犯罪と企業犯罪の2つに大別して丁寧に考察したうえで、不正行為の防止対策を考えた本日の内容は、日頃企業不正と闘う我々にとって、大変有意義なものでした。参加者にはACFE Japanから継続教育義務単位(3単位)が与えられます。
日時:2013年2月27日(水)14:00~17:00
場所:LEN貸会議室 御茶ノ水ニコライ堂
受講料:ACFE会員10,000円、法人チケット2枚、一般15,000(消費税込)
一般社団法人 日本公認不正検査士協会理事長 濱田眞樹人