このセミナーは終了しました
5月28日に開催した大阪でのカルテルセミナーは、非常に充実した内容となりました。
参加者は、企業の法務部門と監査部門が大半を占め、総務部門、コンプライアンス部門からも参加がありました。
ワイヤーハーネス、ベアリング、ランプなどの自動車部品のカルテル事件を中心として、最近では、菓子などに使われる甘味料の「水あめ」や「ブドウ糖」「コーンスターチ」などの食品加工会社によるカルテル疑惑、タクシー会社によるタクシー運賃のカルテル疑惑等、どの業態・業種であっても起こり得ることを示唆しています。
まず日米欧当局によるカルテル摘発の実際、日本、米国、欧州のよる制度や制裁の違いなどについて理解を深めてもらいたいと思います。法務部門を中心として、監査部門、営業部門、経営陣も巻き込んでカルテルへの対応をしていく必要性があります。
このセミナーでは、公正取引委員会の方の話をはじめ、4名の専門家がそれぞれの経験や知見に基づいて実践的な講演・パネルディスカッションを行います。ぜひこの機会を活用していただければと思います。
テーマ | 登壇 |
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「公正取引委員会における独占禁止法の運用状況及び企業における留意点-カルテル事案を中心に-」 | 公正取引委員会官房総務課企画官 小室尚彦 氏 |
「課徴金減免申請の実務の解説」 | 弁護士法人北浜法律事務所 藪内俊輔 弁護士 |
「欧米における競争法違反案件の対応の現状」 | 弁護士法人北浜法律事務所 生沼寿彦 弁護士 |
「デジタルフォレンジックを活用したカルテル監査の解説」 | 株式会社UBIC 木原 京一氏 |
「具体的なカルテル調査手法の解説」 | 弁護士法人北浜法律事務所 木曽裕 弁護士 |
パネルディスカッション |
司会 弁護士法人北浜法律事務所 木曽裕 弁護士 パネリスト公正取引委員会近畿中国四国事務所長 寺川祐一 氏 |