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東芝、三菱自動車、神戸製鋼、リニア中央新幹線工事の独占禁止法違反 (不当な取引制限) 発覚など、企業の不祥事が絶えない。本セミナーでは、1980 年代後半、バブル経済以降の日本における経営倫理の歩みを振り返りつつ、現在から未来へと展望する。あわせて、企業がセルフ・ガバナンス (Self-Governance:自己統治) の機能発揮を通して倫理的な経済社会を構築するために、今後の経営倫理のあるべき姿を提言する。
講義では、資生堂、アデランス、西武ホールディングスにおける豊富な体験を現場・現実・現物の「三現主義」で解き明かし、大学でのアカデミアの経験を踏まえて、理論と実践を交えて展開したい。
1. | 経営倫理で辿る四半世紀、「激動と昏迷」の日本社会 |
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2. | 不祥事の未然予防に取り組む制度的枠組み ─ 内部相談・通報制度の有効活用 |
3. | 自浄的な企業文化の構築に向けて ─ 「三猿風土」を打破するサーバント・リーダーシップ |
4. | 守りのガバナンスと攻めの ECSR (ES・CS・CSR) による三方よし経営 ─ 上場廃止から甦り再上場を果たした西武ホールディングスの事例に学ぶ |
5. | 今こそ必要とされる『渋沢栄一の「論語と算盤」の経営』と『二宮尊徳の報徳の経営』に共通する思想 |
MIZUO コンプライアンス&ガバナンス研究所 代表
駿河台大学 名誉教授、博士 (経営学)
株式会社資生堂、駿河台大学 経済学部 教授、駿河台大学 大学院経済学研究科 教授を経て、現職。
一般社団法人日本経営倫理学会 副会長・理事、株式会社西武ホールディングス 企業倫理委員会 社外委員などを歴任。
「サスティナブル・カンパニー:「ずーっと」栄える会社の事業構想」(宣伝会議, 2016/8)
「マーケティング倫理が企業を救う」(生産性出版, 2014/9)
「CSR で経営力を高める」(東洋経済新報社, 2005/7)
「二宮尊徳に学ぶ報徳の経営」(編著)(同友館, 2017/10)
「渋沢栄一に学ぶ「論語と算盤」の経営」(編著)(同友館, 2016/5)
「三方よしに学ぶ 人に好かれる会社」(編著)(サンライズ出版, 2015/3)
など多数
日時 | 2018 年 8 月 7 日(火) 13:30~16:30 備考:2018/6 開催分より、午後に実施するセミナーについて時間を変更しております。(セミナー後にも質問ができるように時間を設けました。) |
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会場 | 連合会館 4F 402 会議室 〒101-0062 東京都千代田区 神田駿河台 3-2-11 |
受講料 | ACFE 会員 10,800 円、一般 16,200 円 (いずれも消費税 8% を含む) |
CPE | 3 単位 (倫理) |