このセミナーは終了しました
上場企業において「不適切会計」を開示する企業が増加しています。その背景には、厳しい経済環境下における適正な財務報告に対するコンプライアンス意識の欠如などによる「発生率」の上昇、監査体制の強化などによる「発覚率」の上昇、ステークホルダーの期待の変化や IT 環境の変化などによる「公表率」の上昇など、様々な要因が挙げられます。
そのような環境下、企業内において不正・不祥事の端緒に接する機会は増加していると考えられますが、それが不正・不祥事の兆候であるか否かの判断は、一義的には端緒に接した個人の判断によらざるを得ません。中でも不適切会計は、比較的善悪の判断が難しいことなどから初動対応は特に難しく、その対応を誤った場合の有形無形のダメージは小さくはありません。
本講義では、企業内において不正発覚時に初動対応される方を対象に、不正・不祥事の中でも不適切会計に光を当て、その端緒に接した時点から初動対応までにおける実務上のポイントと、そこから読み取れる企業が備えるべきリスク マネジメント体制のポイントについて、実際の事例などを交えて解説します。
MYKアドバイザリー株式会社 公認会計士、公認不正検査士、認定コンプライアンス・オフィサー 日本公認会計士協会 近畿会 幹事
大手監査法人において、10 年以上に亘り、会計監査やその一環としてのシステム レビュー業務、J-SOX や IFRS の導入支援業務等に従事。 その後、同法人系 FAS (ファイナンシャル アドバイザリー サービス) 会社において、社内調査・外部調査委員会などにおける不正調査等のフォレンジック業務等に従事した後、現職。 外部調査委員や社内調査の支援のほか、内部監査支援や不正リスクに対応した内部統制の構築・改善に携わる。
「入門 不正調査Q&A (初動調査から再発防止策の策定まで)」(共著 (不正調査研究会), 2016/12/27, 清文社)
日時 | 2017年3月23日(木) 14:00~17:00 |
---|---|
会場 | CIVI研修センター 新大阪東 5F E503 大阪市東淀川区東中島1-19-4 新大阪NLCビル 5F |
受講料 | ACFE会員 10,800円、一般 16,200円 (ともに消費税 8% 込) |
CPE | 3 単位 (不正検査 (会計)) |