一般社団法人日本公認不正検査士協会(藤沼亜起理事長)は6月11日(金)、2021年度の第1回理事会をオンラインで開き、「ACFE JAPANカンファレンス」について10月7日(木)と8日(金)に開催することを決定しました。
カンファレンスの統一テーマは「新時代と対峙するCFE~Beyond the New Era “VUCA”[※1]」。新型コロナウイルス蔓延に伴い、昨年度に続き、全てオンライン形式で実施される予定です。
理事会の冒頭、藤沼理事長は「昨年度、新型コロナ禍で活動が制約されたが、初めてオンラインでACFE JAPANカンファレンスを開催するなど新しい活動も成功した。今年度も理事会と事務局が一体で頑張って欲しい」と述べた。さらに21年度の活動について「新教材『e-fraud』が4月から発売されたことが一番大きい。今後も『e-fraud』を中心にCFE資格の普及や不正対策教育に力を入れていく」と述べ、ACFE JAPANの認知度向上やさらなる協会の発展に向けて取り組む姿勢を強調しました。
理事会は21年度のACFE JAPANの活動方針案を承認。各理事から、協会一丸で活動を盛り上げていこうとする意見が相次ぎました。
続いて開かれた評議員会(八田進二会長)では、八田会長が「予防のためのリスクマネジメントの一環として、不正に関する議論の必要性を広く認知してもらうために情報発信を積極的に行う必要がある」など、21年度のACFE JAPANの活動方針について提言。評議員各位からも積極的な活動の推進への賛意が示されました。
ACFE JAPANカンファレンスは今年度で12回目。2日間にわたる開催は初めて。また、本カンファレンスと併設し、幅広い不正対策人材の育成や実務教育をテーマとした「ヴァーチャル展示会」も初の試みとして開かれます。
ACFE JAPAN事務局の脇山太介事務局長は「不正対策のプロフェッショナルであるCFEはまだまだ活躍の場があるにもかかわらず、その数が足りていない状況。ニーズや活動環境に合わせた教材開発も欠かせない。3年後に20年目を迎えるACFE JAPANのあるべき姿として、中期的な組織強化、会員サービスや支援の充実に取り組みたい」と述べ、21年度のカンファレンスを中心に、中期的に協会活動の充実を図る姿勢を打ち出しています。
2021年度ACFE JAPANカンファレンスの登壇者や各セッションの内容、ヴァーチャル展示会に関する詳細は、間もなく公表いたします。どうぞご期待ください。