2012年6月27日、第27回金融庁企業会計審議会「監査部会」が開催されました。
ACFE JAPAN評議委員副会長で、青山学院大学大学院 八田進二教授が、金融庁企業会計審議会「監査部会」の臨時委員となっています。
同部会で、八田進二教授から「企業不正に対する監査人の取組みと課題」についての説明がありました。
米国「監査基準書」における不正の取組みでは、AICPA(米国公認会計士協会)のSAS(監査基準書)第99号「財務諸表監査における不正の検討」において取り上げられている不正行為が発生する3要因(①動機・プレッシャー ②機会 ③姿勢・正当化)について言及し、公認不正検査士協会(ACFE)における不正に対する研究成果であることの説明がありました。
また、米国での不正会計を巡る制度対応では、1988年にジョセフ・T・ウェルズ氏により同協会が設立された経緯の説明がありました。
2012年5月30日開催の監査部会の議事録・資料
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/top_gijiroku.html#kansa
2012年6月27日の監査部会の議事録・資料は、7月中旬に公開される予定です。