このセミナーは開催を中止しました。
2018 年度に開催した 2 回のセミナーの受講者アンケートで 95% を超える方々から「ほぼ期待通り」「期待以上」と高く評価された人気講師によるセミナーです。ぜひご受講ください。
企業不祥事研究の第一人者である警察大学校の樋口 博士が、最近の不祥事の原因構造について解説する毎年恒例の講座です。
LIXIL 事件については、創業家による不可解な CEO 交代について説明した上で、それを許してしまった指名委員会の問題点、特に社外取締役の機能不全について問題提起します。
関西電力事件については、不適切な金品受領を続けざるを得なかった事情について説明した上で、関係者のコンプライアンス意識を希薄化させた背景として、組織防衛の意識による不正行為の自己正当化や、業務の特殊性による閉鎖的人事の問題について解説します。
スルガ銀行事件については、不動産業者と一体になった不正融資の実態について説明した上で、数字第一主義の営業姿勢と審査部などのリスク管理機関の沈黙、さらにそれらの背景となった創業家による会社の私物化について解説します。
樋口 博士の細部にわたる原因分析は、迫真感に満ちたものであるだけでなく、実務的な示唆に富み、不正検査を担当する方にとって非常に参考になると存じます。
1961 年、広島県生まれ。東京大学 経済学部 卒業後、上級職として警察庁に勤務。愛知県警察本部警備部長、四国管区警察局 首席監察官のほか、外務省情報調査局、内閣官房内閣安全保障室に出向。警察大学校 教授 及び 警察庁 人事総合研究官として危機管理・リスク管理分野を長年研究。 危機管理システム研究学会 理事、テレビ東京 リスク管理・コンプライアンス委員会 社外委員。
「企業組織の発展段階を知ろう! ベンチャーの経営変革の障害」(2019 年 2 月, 白桃書房)
「東芝不正会計事件の研究 不正を正当化する心理と組織」(2017 年 12 月, 白桃書房)
「続・なぜ、企業は不祥事を繰り返すのか -重大事件から学ぶ失敗の教訓-」(2017 年 11 月, 日刊工業新聞社)
「なぜ、企業は不祥事を繰り返すのか -有名事件13の原因メカニズムに迫る」(2015 年 8 月, 日刊工業新聞社)
「悪魔は細部に宿る 危機管理の落とし穴」(2015 年 6 月, 祥伝社)
「組織不祥事研究 組織不祥事を引き起こす潜在的原因の解明」(2012 年 9 月, 白桃書房)[ 2013 年度 日本内部監査協会 青木賞を受賞 ]
「組織の失敗学」(2012 年 7 月, 中央労働災害防止協会)
など多数。
日時 | 2020 年 4 月 14 日(火) 13:30~16:30 |
---|---|
会場 | アキバプラザ 7F EX ルーム 1 〒101-0022 東京都千代田区 神田練塀町3 |
受講料 | ACFE 会員 11,000 円、一般 16,500 円 (いずれも消費税 10% を含む) |
CPE | 3 単位 (不正検査 (事例分析)) |