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組織内で起きる不正は、ほとんどが役職員や従業員により行われます。本セミナーでは、従業員の内面に着目し、従業員が組織に好ましくない行動を取る前に対処できるようにするための知識を提供します。
サイコパス (psychopath) と聞くと、猟奇的犯罪などのイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし、そのようなサイコパスは例外的なごく一部であって、メディアが作り上げたイメージです。サイコパスはどの社会にも人口の 1% 程度は存在すると考えられており、その大部分は「マイルド サイコパス」と呼ばれる人たちです。彼らは、猟奇的犯罪はしなくても、企業内不正に手を染めたり、ハラスメント行為をしたりするなど、程度の差こそはあれ、さまざまな社会的な問題に手を染めることがあります。アメリカでは、企業におけるサイコパス チェックを導入しているところもあります。
本セミナーでは、このようなマイルドサイコパスの実態について、最新の理論とデータをもとに解説し、その見分け方や対策など、企業における不祥事対策の一助となる事項についてご説明します。
1. | サイコパスとは何か:サイコパスの定義、特徴 |
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2. | サイコパスの原因:生物学的原因、社会的原因、遺伝と環境 |
3. | サイコパスのバリエーション:マイルド サイコパス、良いサイコパス、成功したサイコパス |
4. | サイコパスの問題:企業内不正、犯罪、ハラスメント |
5. | サイコパス チェックと対策 |
筑波大学 人間系 教授 (臨床心理学、犯罪心理学、精神保健学)
博士 (保健学)、公認心理師、臨床心理士
一橋大学 大学院社会学研究科 博士前期課程、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校 (California State University, Los Angeles) 心理学研究科 修士課程、東京大学大学院 医学系研究科 博士課程を修了。
法務省 法務専門官、国連薬物犯罪事務所 (UNODC; United Nations Office on Drugs and Crime) アソシエート・エキスパート、目白大学 人間学部 教授を経て現職。東京大学 大学院医学系研究科 非常勤講師・客員研究員、早稲田大学 大学院 非常勤講師、新潟大学 大学院 非常勤講師なども務める。
日本犯罪心理学会 理事、日本アルコール・アディクション医学会 評議員、一般社団法人公認心理士の会 理事、独立行政法人国際協力機構 国内支援員会 委員長。
裁判所職員総合研修所、フィリピン保健省、国際行動嗜癖学会、公認心理士の会、など。
日時 | 2020 年 3 月 11 日(水) 13:30~16:30 |
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会場 | 連合会館 2F 201 会議室 〒101-0062 東京都千代田区 神田駿河台 3-2-11 |
受講料 | ACFE 会員 11,000 円、一般 16,500 円 (いずれも消費税 10% を含む) |
CPE | 3 単位 (不正検査 (犯罪学・犯罪心理学)) |