このセミナーは終了しました
本セミナーは、「企業実務家が語る不正調査の基本シリーズ」の応用編となります。
「企業実務家が語る不正調査の基本シリーズ」は、2018年6~9月に開催し、多くの方からお申込みをいただきました。参加が叶わなかった方からのご要望により、2018年12月~2019年3月に追加開催をしました。過去に実施した本シリーズは、通算で 75% 以上の参加者から「期待通り」「期待以上」と大変高い評価をいただきました。
ご参加された方から応用編の開催のご要望が数多く寄せられましたため、今回実施する運びとなりました。ぜひこの機会にご参加ください。
近年続発している「品質不正」は日本製造業への内外からの信頼を根底から揺るがしており、更にはこれ迄の苦い経験が結果として生かされず、何度も同じ過ちが繰り返される問題の本質は何か。
発生した不祥事の現象面に目が奪われ、その根本原因は“悪しき企業風土”と指摘され、問題の本質が十分解明されないまま、ガバナンス/内部統制(ハードウエア)中心の改革が進行中です。
他方、外部目線ではなく企業の実態を踏まえた内部目線にて、健全な企業文化/風土醸成の具体的処方箋が提言されない現状も経営改革を一層困難にしている原因と考えます。悪しき企業風土/企業文化を掘り下げていくと ソフトウエアの“人間的側面”、特に「働き方」に問題があるのではないか。ここに企業の持続的成長を左右する普遍的価値が潜んでいます。
本セミナーでは、不正・不祥事分野の長年のコンサルティング経験をもとに企業実務家の“内部目線”にて 『品質不正』を取り上げ、ハード/ソフト両ウエアの側面から、ガバナンス、内部統制、そしてリスクマネジメントの根本的な問題とその“本質的解明”を試みていきます。これ迄 3回シリーズで「不正調査の基本」編をご紹介してきましたが、今回は「不正調査の応用」編としての位置付けにあります。
企業不祥事の未然防止/再発防止に日夜鋭意取り組んでおられるコンプライアンス、内部統制、内部監査、不正調査等の管掌役員/部課長の方々の積極的な参加を歓迎いたします。
1. | 品質管理と品質不正 |
---|---|
1-1 |
品質保証体系図と品質保証活動(企画品質/設計品質/製造品質) |
1-2 |
ISO9000s審査・内部監査比較 |
1-3 |
品質管理の原則と品質不正 |
1-4 |
不正の根本原因 |
1-5 |
品質不正における技術者倫理と倫理的ジレンマ |
2. | 企業文化/風土改革と不正撲滅への挑戦 |
2-1 |
経営倫理の保証体制 |
2-2 |
経営戦略・不正監視・ERMの融合(改訂版) |
2-3 |
企業文化と企業風土の違い |
2-4 |
企業風土監査の具体例 |
2-5 |
品質不正撲滅への挑戦① |
2-6 |
品質不正撲滅への挑戦② |
2-7 |
不正・不祥事撲滅への挑戦 |
3. | |
3-1 |
品質管理の歴史と品質向上活動 |
3-2 |
TQMと内部監査 |
3-3 |
PL問題への対応 |
3-4 |
品質コスト監査とベンチマーキング手法 |
3-5 |
品質コストモデル・品質コストマネジメント |
3-6 |
品質損失コストの低減策 |
3-7 |
不正検知チェックリスト集<2020年度版> |
株式会社 経営監査研究所 取締役社長
一般社団法人経営倫理実践研究センター 上席研究員
一般社団法人日本内部監査協会 講師
公認不正検査士 (CFE)
中央大学法学部卒業、富士ゼロックス(株)入社。 法務/コンプライアンス、経理、企画、生産/資材畑を歩み生産企画部長、1995年経営監査部部長、併せて、長野ゼロックス(株)、監査役等を兼任、2007年より(株)ポーラ・オルビスHD内部監査室部長歴任し、現在(株)経営監査研究所取締役社長。法務/コンプライアンス、倫理監査、海外子会社監査、、リスクマネジメント、J-SOX実務対応、経営監査、戦略展開監査、海外M&A買収後監査、東証上場審査対応、持株会社監査、ITガバナンス監査、監査品質評価プログラム、コンプライアンス/品質等各種不正調査、BCP対応、CSR/CSV監査研究、監査/不祥事防止コンサルティング等20年以上、実務専門家として監査/不正調査/不祥事防止業務に従事。
日本内部監査協会「2003〜2004年度基礎演習コース」「〜2019年度実務演習Ⅰ基礎」、「監査役監査研究会2005年2月・3月例会」等の各講師及び「2006〜2019年度内部監査士認定講習会」講師、経営倫理実践研究センター[BERC]監査部会及び不正調査研究会上席研究員。企業研究会「これからの経営監査を考える会」運営幹事歴任、また、トヨタ自動車G等上場大手企業研修会、神戸大学大学院(経営学研究科)、法政大学大学院(イノベーションマネジメント研究科)、日本公認会計士協会、日本監査役協会、日本公認不正検査士協会等における講義・講演も行う。
2004年『富士ゼロックスの倫理・コンプライアンス監査』 東洋経済新報社発行、2006年『月刊監査役8月号』『日経情報ストラテジー9月号』“日本版SOX法対応緊急提言”共同執筆、2012年BERC編 PHP『実践!コンプライアンス上級編』への協力執筆、2015年『月刊監査研究8月号』“経営監査の高付加価値化“発表、2017年「月刊監査研究4月号』“経営監査から見た不正防止への考察”発表、2017年『月刊監査役7月号』監査役全国会議パネルディスカッション登壇、2019年文部科学省支援BERC/金沢工大公開討論会『日本企業の不祥事』と題しCNN、NHKパネラーらと共に 企業実務家の立場から基調講演やパネルディスカッション登壇。他論文多数。
日時 | 2019 年 11 月 7 日(木) 13:30〜16:30 |
---|---|
会場 | 富士ソフト アキバプラザ 7F EXルーム1 〒101-0022 東京都千代田区 神田練塀町 3 |
受講料 | ACFE 会員 11,000 円、一般 16,500 円 (いずれも消費税 10% を含む) |
CPE | 3 単位 (不正検査 (不正調査)) |