このセミナーは終了しました
近年、多くの企業で不正やハラスメント等の端緒を得る機会が増え、社内調査を求められる事例も増えています。客観的資料の収集が重要であることはいうまでもありませんが、やはり今でもヒアリングが調査の中心的手法です。
しかし、実際のヒアリングでは、単刀直入に聞きすぎて否定されて困惑する、不合理を非難して対立してしまう、そもそも何をどういう順番で聞けば良いか分からないなど、苦労をされる方も多いのではないでしょうか。
そこで、本セミナーでは、長年、法執行機関・行政機関で捜査・調査に従事し、また弁護士としても数々の不正調査を行ってきた講師が、自らの経験に基づいて、「今からすぐ実践できる」を目標に、ヒアリングに焦点を当てて、その心構えや、ヒアリングの目的に応じた具体的なヒアリング手法について、丁寧に解説いたします。
追及をするための手の内という事の性質上、ヒアリング手法を解説する教材は乏しいのが現状です。本セミナーが皆様のヒアリングスキルの向上に少しでも役立つよう、具体的事例をまじえながら体系的に解説いたします。
1. | 設題(不正の情報提供) |
---|---|
2. | 客観的資料収集の重要性 |
2-1 |
収集すべき資料 |
2-2 |
分析の着眼点 |
3. | 初動のヒアリング事項 |
4. | ヒアリングの戦略策定~全ては真実に近づくために |
4-1 |
時期、場所、体制 |
4-2 |
対象者の選定 |
4-3 |
聴取実施者による認識共有、ヒアリング事項の作成要領 |
4-4 |
弁護士の使い方 |
5. | ヒアリングの適正手続 |
6. | ヒアリングの重要性 ~ 客観的資料は多くを語らない |
7. | ヒアリングの心構えと手法 |
7-1 |
冒頭説明の重要性 |
7-2 |
常に時間配分を意識する |
7-3 |
不合理を「不合理だ」と言って怒らない |
7-4 |
決定的証拠ほど、示さない |
7-5 |
foot in the door 技法 |
7-6 |
説得のタイミングと内容 |
これ以外にも、もろもろのテクニックについてお話する予定です。
のぞみ総合法律事務所 パートナー 弁護士
1998年 中央大学 法学部法律学科 卒業、司法試験 合格、最高裁判所 司法研修所 (52 期)
2000年 検事任官 (東京地方検察庁 公判部、千葉地方検察庁 特別刑事部、鳥取地方検察庁、佐賀地方検察庁)
2006年 人事院 短期在外研究 (豪州)
2007年 法務省 大臣官房訟務部門 行政訟務課 課付検事
2010年 横浜地方検察庁 特別刑事部
2012年 東京地方検察庁 特捜部
2013年 証券取引等監視委員会 特別調査課ほか
2016年 弁護士登録 (第二東京弁護士会)
プロフィール詳細 ( のぞみ総合法律事務所 > 弁護士紹介 > パートナー > 吉野 弦太 )
「訟務検事の職務と誇り」(法務省)
「あらゆる工夫で真相に迫る~真相は闇から闇へ」(会計検査院)
「第三者委員会報告書から紐解く企業不祥事と社外役員の責務~コンプライアンスの仕組みを活かす時代へ~」(特定非営利活動法人 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク)
日時 | 2019 年 9 月 12 日(木) 13:30~16:30 |
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会場 | 連合会館 4F 402 会議室 〒101-0062 東京都千代田区 神田駿河台 3-2-11 |
受講料 | ACFE 会員 10,800 円、一般 16,200 円 (いずれも消費税 8% を含む) |
CPE | 3 単位 (不正検査 (不正調査)) |