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「会計・監査ジャーナル」(日本公認会計士協会・第一法規)(平成 31 年 3 月号~令和元年 7 月号) の連載「公認不正検査士の不正調査手法」(第 12 回~第 16 回) で第三者委員会についてご解説いただいた 中西 和幸 氏によるセミナーです。
不祥事が発生すると、「第三者委員会」が設置されることが多くなりました。この「第三者委員会」の委員として、または、「第三者委員会」との窓口などとして、公認不正検査士 (CFE) が関与することも増えてきているのではないでしょうか。
この「第三者委員会」を正しく活用することで、再発防止策が策定・実行され、信頼を回復したり、上場廃止等の危機を免れたりした企業・団体は少なくありません。その一方で、「第三者委員会」について、会社側が誤った認識を持っていたり、ステークホルダーが過剰な期待をしていたり、第三者委員会に従事した委員や調査補助者に問題があると疑われる事例があったりと、様々な問題点も指摘されています。
さらに「第三者委員会」は、法令や証券取引所の諸規則等に根拠があるわけではありません。日本弁護士連合会が策定した「第三者委員会ガイドライン」が存在するだけであり、そのため、「第三者委員会」によるメリットを活かすためには、委員会として調査を行う側と依頼する側の双方が「第三者委員会」について正しく理解し、適切な行動を取る必要があります。
本セミナーでは、過去から現在までの第三者委員会の実例をもとに、第三者委員会に関する基本的な事項から、依頼者側として、どのように委員に依頼し、協力するべきか、また、委員会側として、委員への就任、調査の実施、報告書の作成で、それぞれどのような点に留意するべきか、実務的な事項までを解説いたします。
1. | 第三者委員会とは |
---|---|
1-1 |
第三者委員会の歴史 |
1-2 |
第三者委員会の必要性 |
1-3 |
第三者委員会の位置付け等 |
2. | 第三者委員会の活動 |
2-1 |
第三者委員会の組成 |
2-2 |
調査の開始 |
3-3 |
依頼者との共同作業 |
4-3 |
報告書の作成 |
3. | 第三者委員会の論点 |
3-1 |
独立性 |
3-2 |
調査が順調でない場合 |
3-3 |
調査費用 |
3-4 |
調査方法 |
3-5 |
調査報告書の開示 |
3-6 |
第三者委員会に対する外部評価 |
4. | 実例に学ぶ |
1-3 |
報告書を読むポイント |
1-3 |
評価の分かれるポイント |
1-3 |
報告書以外に読むべき書面等 |
田辺総合法律事務所 パートナー 弁護士、公認不正検査士
株式会社VAZ 社外監査役
株式会社グローバル・リンク・マネジメント 社外取締役 監査等委員 (独立役員)
司法試験考査委員・司法試験予備試験考査委員 (商法)
住友海上火災保険株式会社 (現:三井住友海上火災保険株式会社) を経て現職。
第一東京弁護士会 総合法律研究所 会社法研究部会 部会長、株式会社レナウン 社外取締役 (独立役員)、オーデリック株式会社 社外監査役などを歴任。
プロフィール詳細 ( 田辺総合法律事務所 > 弁護士紹介 > 中西 和幸 )
日時 | 2019 年 7 月 10 日(水) 13:30~16:30 |
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会場 | 連合会館 2F 201 会議室 〒101-0062 東京都千代田区 神田駿河台 3-2-11 |
受講料 | ACFE 会員 10,800 円、一般 16,200 円 (いずれも消費税 8% を含む) |
CPE | 3 単位 (不正検査 (不正調査)) |