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2011年に発覚したオリンパスの損失隠ぺい、2015年に報道された東芝における不適切会計等、公認不正検査士が取り組むべき代表的な企業犯罪の1つが不正会計です。また、不正会計が明らかになると株価の下落、社会的信用の低下などにより企業価値は大きく毀損されます。
この講義では、2006年当時社会の耳目を集め、会計監査人も刑事・民事責任を負うこととなった不正会計事案であるライブドア事件を例に、会計不正が発生した場合にどのような事態が起きるかを刑事・民事訴訟の点から、さらに時系列で分析します。
また、会計不正と会計監査人の刑事責任、民事責任、それぞれに対する対応策や留意点の考察を通して会計不正がもたらすリスクを回避するための方策を学びます。
1. | 会計不正が発生した場合に どのような事態が起きるか?~ライブドア事件を例に |
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2. | 会計不正と事実認定~会計監査と法律家による事実認定の違い |
3. | 会計不正と会計監査人の刑事責任~対応策 |
4. | 会計不正と会計監査人の民事責任~事例から学ぶ留意点 |
5. | 会計不正と会計監査人に対する行政処分~リスク回避と対応策がより重要な時代に |
東京地検特捜部、法務省刑事局付を経て2014年退官し、弁護士登録。
検事としての捜査・公判経験、法務省刑事局総務課における危機管理やマスコミ対応等の経験を活かし、上場会社による不正会計事案における第三者委員会委員、不正会計事案、インサイダー取引や相場操縦等の金融商品取引法違反などを始めとする企業の不祥事に際しての社内調査、当局対応による捜査・調査対応、マスコミ対応、証券取引所対応、訴訟対応、刑事弁護等を幅広く行っている。
その他、各業種の規制法対応、証券訴訟・国際訴訟を含む訴訟・紛争解決や一般企業法務、再生エネルギー案件等も手掛けている。
日時 | 2016年4月27日(水) 14:00~17:00 |
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会場 | 東京都中央区八重洲1-5-15 田中八重洲ビル2階 2A |
受講料 | ACFE会員 10,800円、 一般16,200円 (消費税込) |
CPE | 3単位(不正調査) |