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不正調査において、嫌疑対象者から自白を得ることは重要です。内部通報制度を完備し、早期に不正の端緒をつかむことができたとしても、嫌疑対象者が事実を否認し不正を認めない時には、様々な問題が生じます。不正調査の目的は、不正の発生によって、一旦は傷ついた会社のガバナンスを回復することにあります。しかし、嫌疑対象者が否認し不正事実を解明できない場合には、再発防止策も立案できず嫌疑対象者に対しても懲戒処分を行えないなど、ガバナンスが回復できない事態に至ります。それだけでなく、嫌疑対象者による「再犯」の可能性や二次被害の可能性も生じ、社員の士気も低下して会社は危機的な状況に陥るおそれがあります。
本セミナーでは、元検察官として数々の企業犯罪捜査に携わり、多くの被疑者の取り調べに当たった経験を有する弁護士が、自白を引き出すための面接テクニックについて、その理論と実践手法を解説します。
現在、内部監査や不正調査に従事されている方はもちろん、不正調査の面接技法に興味がある方にも、大変参考になります。
1. | 不正調査における自白の重要性 ・不正調査における真相解明ツール ・嫌疑対象者の面接と関係者の面接の違い |
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2. | 自白を求めるための面接ステップと質問内容 ・導入 ・情報収集 ・査定 ・クロージング |
3. | 自白への誘導のための面接技法 ・説得 ・アリバイの打ち崩し、物的証拠の提示 ・うその見分け方 ・不正行為の動機 |
4. | 観察のポイント |
5. | メモの取り方と面接者への配慮事項 |
日時 | 2012年7月25日(水)14:00~17:00 |
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会場 | 田中八重洲ビル2階会議室 東京都中央区八重洲1-5-15 |
受講料 | ACFE会員 10,000円、法人チケット2枚、一般15,000円(消費税込み) |
CPE | 3単位 |